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京都の古民家再生

京都にある古民家を再生しました。
「すばらしい!大好きな景色です。」

山あいにある古民家の濡縁(ぬれえん)から

外にむかって広がる山々の紅葉をみて、

来日数十年のAさんは、この地に住むことを決められたそうです。


この古民家の再生を私たちが行うことになりました。

近畿の民家は降雪が少ないため、大きな梁や太い柱が使われることは

多くありませんが、しかし築130年もの年月が生みだす魅力が

この古民家にはありました。


虫害や腐食の進んでいる部分は取替え、家全体をジャッキアップして

堅固な基礎を造り、その上に固定しました。


この古民家にある鴨居の高さのままでは背の高いAさんには、

低すぎますので高くすることを提案いたしましたが、

このままの方が良いという事で、あえて低いままにしました。


日本の伝統を尊重し守り続けたいという考えを、

Aさんは持っていらっしゃいます。

私たちにとっても日本の民家の良さを再確認でき、

異なる文化・伝統の中で生まれ育った人と

古民家の持つ魅力を分かり合えて嬉しくおもいました。
再生前の古民家
  築130年の古民家です。
  正面から見て右側が
  崩れかけています。
裏側から見た古民家
  裏手にまわってみた時の
  古民家の状態
濡縁の状況
 雨戸の部分が屋根の破損に
 よって押しつぶされたような
 状態でした。
再生前の玄関
昔懐かしい田舎の玄関
破損状況
  屋根が下に
  落ち込んできていました。
調査風景
丹念に調査していきます。
屋内キッチン風景
  懐かしい竈(かまど)
  などがありました。
  Aさんは竈(かまど)をみて
  興味深そうでした。
屋内和室
  この室内建具を
  再利用することにしました。
天井裏の調査
天井裏に上がって調査します。
室内風景
一般的な古民家で
土間があります。
屋根の解体開始
 屋根を覆っているトタン板の
 取り外しから始まります。

作業風景
慎重に作業を進めます。
トタン板の取り外し
 外側が外れると
 屋根の枠が現れてきました。
作業風景
手作業で丁寧に解体します。
作業風景
屋根の枠を取り外していきます。
家全体をジャッキアップ
 家全体をジャッキアップして
 地盤を補強。
屋根を葺く作業
 大屋根は金属板とし、
 下屋根は改修前の日本瓦を
 再利用しています。
左官工事
外壁は漆喰仕上げです。
再生後の民家
シンプルで日本的な
住宅を好むAさんに
ぴったりの住まいになりました。
再生後の民家
違う角度からの風景
窓と縁側
窓を大きくして室内からでも
景色を楽しめるようにしました。
玄関
  元の古民家の原型を
  留めるように再生。
濡縁(ぬれえん)
敷居の外側につけた縁側

ゆったりとした

時間の中で季節ごとに

違う表情を見せる、

豊かな自然の景観を、

濡縁から

楽しむことができると

Aさんは、とても喜んで

くださいました。


玄関の扉を開けた眺め
  中に入ると正面と右側に
  出入り口があります。
玄関内部右側
   壁は漆喰仕上げ、
   建具は再利用しています。
室内風景
 シンプルな室内の中で、
 Aさんお気に入りの襖が
 綺麗に映えます。
古建具を再利用
古民家にあった
格子戸は解体して
一本一本洗浄・修理し、
再び組み立て透明板を貼って
通風を防ぐようにしました。
天井と照明
 高い天井と窓からの光、
 和紙を使った照明、
 柱の黒と壁の白との
 色彩の対比が、
 部屋に清潔感をあたえます。
天井と梁
古民家の梁には、人々の暮らす土地ごとに特徴があります。
また生活環境によって
微妙な色合いや
感触が加わって
独特なものになります。

キッチン
シンプルなキッチンと梁。
階段
 階段は古材で造りました。
 上がったところはロフトに
 なっています。
ロフトからの眺め
  ロフトから下を眺めると
  長い年月を経て
  今も生き続けている
  木材を実感できます。
壁と戸
  再利用した格子戸と
  梁の曲線が、いい感じです。
リンク
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