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能勢の古民家再生

おじいちゃんとの出会い

  大坂北部能勢のKさんの母屋は130年前の建物でした。
  土間部分は床、壁、天井をベニヤなどで覆われた
  キッチンになっていました。

  おじいちゃんが若いころに改造した
  この部分のリフォームを、ご家族から依頼されました。

  自分が改築した建物を解体することについて、
  「なぜ自分の建てたものを壊すのか」と、
  おじいちゃんは猛反対していました。

  風呂の薪炊きをするのが、おじいちゃんは好きでしたので、
  奥様の心遣いで薪釜を設けることにしました。

  ようやく納得していただき、天井板を取り除くと、
  かまどの煙で燻された古色を帯びた雄大な丸太梁が
  現れたのです。

  生まれ変わったわが家に、
  「きれいにできてよかったなあ」と満面の笑みで、
  おじいちゃんは喜んでくださいました。


再生後のキッチンと玄関
囲炉裏(いろり)を囲んで、一家団欒できます。
燻された木材の中に鮮やかな赤のキッチンが映えます。


 天井板を取り除いて
 出てきた、雄大な丸太梁を
 存分に活かし高く
 広々とした空間に。

 リフォームされたにも
 かかわらず、懐かしく
 落ち着いたキッチンに
 なりました。

 天井の木々を見ると、
 この家を建てた人たちが
 見守ってくれているような
 安心感が部屋中を
 包み込みます。


農家造りの土間玄関の
部分を玄関ホールに再生。

建具、欄間などは
使われていたものを
再利用しました。

式台(玄関の踏み台)を
設け、壁に腰板を
はりました。

床材にはタモ材を使い、壁は
漆喰(しっくい)仕上げに。

すべて日本建築の伝統手法を
用いて、この家の持ち味を
だしました。

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